【保存版】野球の守備のポジション(位置)と役割・適正を解説!【初心者必見】

野球の守備にはポジションがあります。しかし、野球のことがあまりわからない状態だと、

野球の”ポジション”って何があるの…?
野球の応援に誘われたけど、”守備位置”って何?
子供が少年野球を始めるけど、ポジションごとにどんな役割があるんだろう…?

こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、そんな野球初心者の方に向けて、野球の守備のポジションと役割・適正について解説します。
ちなみに、そもそも野球って何するの?って方はこちらをご覧ください。 野球ルールの基本【野球の基本的なルールまとめ】初心者でも10分で完璧に!?どこよりもわかりやすく解説!

まーく

ちなみに、この記事は、野球歴25年以上の野球マニアである、私まーくが書きました。みなさまのお役に立てれば嬉しいです。

野球のポジション一覧

まず、野球には9つのポジションがあり、各名称は下記になります。
野球のポジション位置一覧

  1. ピッチャー
  2. キャッチャー
  3. ファースト
  4. セカンド
  5. サード
  6. ショート
  7. レフト
  8. センター
  9. ライト
それぞれに付いている番号を”守備番号”と呼び、高校生くらいまでは、守備番号がそのまま背番号になる場合が多いです。
甲子園などで見る機会がある方も多いかと思いますが、ピッチャーなら『1』、キャッチャーなら『2』となっているのはこのためです。また控えの1番手のピッチャーは『10』をつけている場合も多いです。
ちなみに、球場のスコアボードにもこの番号で守備位置が示されます。(選手の名前の隣にある1〜9の数字がそれです)
野球では守備の際に、これらの9つのポジションに選手が位置を取り、攻撃に対して守備を行います。

それぞれのポジションの役割は?

では各ポジションはどのようなポジションで、どのような役割があるのでしょうか。一個ずつ見ていきましょう。

ピッチャー

野球の試合におけるメインポジションで、ピッチャーがバッター(攻撃側)に対して投球を行うという行為が守備の中で大半を占めます。
よって、ピッチャーのパフォーマンスがそのまま試合の結果に直結します。
プロの試合では、先発・中継ぎ・抑えというように、試合のイニングや状況によって登板タイミングを分業しています。
求められる能力は、

  • ストライクを取れるコントロール
  • 相手バッターを打ち取れるスピードの速いストレートやキレのある変化球を投げられること
  • どんな状況でもへこたれない強靭なメンタル
です。
プレーヤー観点での役割とルールに関してはこちらの記事で解説していますので参考にしてみてください。
ピッチャー【5分でわかる】野球のピッチャーの役割とは?知っておくべきルールは? また、9人目の野手とも言われており、バント処理などの守備力も重要です。守備に関して詳しく知りたい方はこちらで解説しています。
ピッチャーの守備の基本ピッチャーの守備の基本・動き方のコツとは?

キャッチャー

キャッチャーも野球において非常に重要なポジションです。いわば、守備陣の”リーダー”であり、全体を見渡せる位置にあることから『扇の要』とも呼ばれています。
求められている役割は

  • ピッチャーの投げるべきボールをサインで指示し、投球を受ける(”リード”とか”配球”と呼ばれています)
  • 守備全体への指示(サインプレーなど)
  • 塁に出たランナーや盗塁への”牽制”や”送球”
  • 本塁でのクロスプレー(突っ込んでくるランナーへのタッチプレイなど)
  • 本塁付近の打球の処理
など、多岐に渡ります。詳しくはこちらの記事で解説していますので、気になる方はご覧になってください。 キャッチャー【初心者必見】キャッチャーの役割とは?知っておくべきルールは? また、ボールを受ける”キャッチング”だけでも非常に奥が深く、技術力や体力、精神力や明晰な頭脳が求められる、難しいポジションでもあります。
キャッチングキャッチャーの構え方とキャッチングの極意(コツ)とは? キャッチャーキャッチャーの守備(フィールディング)の基本・コツとは?

ファースト

プロ野球などでは打撃が上手くて守備があまり良くない選手がやるポジションのイメージかもしれませんが、そんなに簡単なポジションではありません。
むしろ、野手からの送球を受けるという重要な役割を担っており、ファーストの捕球能力が低いと、だいぶアウトカウントを損します。
求められる役割としては、

  • 野手からの送球を受ける
  • 1塁近辺の打球の処理
  • ピッチャーからの牽制を受ける
  • バント処理
  • 中継プレイ
などです。詳しくはこちらをご覧ください。 ファーストファーストの守備の基本・動き方のコツとは?

セカンド

セカンドは広島カープの菊地選手のように、

  • 俊敏性
  • 様々な状況での判断能力
  • 的確なスローイング能力
が必要な、非常に難易度の高いポジションです。ポジションの性質上、かなり広い位置を守らなければいけず、かつ、様々なプレイに参加することになるので、状況判断が上手くないと務まりません。また、セカンドベース寄りの打球を処理する際など、体の向きと逆にスローイングしなければならず、技術が必要です。
求められる役割としては、
  • バントシフト時の1塁ベースカバー
  • 守備範囲の打球処理
  • 2塁ベースカバー
  • 2塁牽制への対応
  • 2塁盗塁への対応
  • 外野からの中継プレー
など多岐に渡ります。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。 セカンドセカンドの守備の基本・動き方のコツとは?

サード

サードは別名”ホットコーナー”と呼ばれており、右バッターが引っ張った強烈な打球が飛んでくることが多々あります。よって、

  • ボールから逃げない精神力
  • 打球処理能力
  • 的確なスローイング能力
が求められます。
そこまで大きな守備範囲は必要ないですが、前後に動かなければいけない打球が多いです(前:バントや当たり損ないの打球。後ろ:ファウルフライなど)。
詳しくはこちらで解説しています。 サードサードの守備の基本・動き方のコツとは?

ショート

ショートは別名”内野の花形”と呼ばれるほど、見せ場が多いポジションです。守備範囲も広く、強烈な打球や前進しなければいけない打球、後ろ深くまで飛ぶフライなど、様々な打球を処理しなければいけません。よって、

  • 高い俊敏性
  • 打球処理能力
  • 送球力の高さ
が必要です。
求められる役割としては、
  • 守備範囲での打球の処理
  • 2塁への盗塁・牽制時のベースカバー
  • ダブルプレーでの対応
  • 外野からの中継プレー
などです。詳しく解説した記事はこちらです。 ショート野球のショートとは?守備の基本・動き方のコツを徹底解説”!

レフト

レフトは、ベイスターズの筒香選手やヤクルトのバレンティン選手など、守備力が高くない選手が守るイメージがありますが、右バッターが引っ張った三遊間を抜けてくる強い打球を処理する能力が必須です。
また、求められる役割としては

  • 守備範囲の打球の処理
  • センターへのバックアップ
  • 2塁・3塁のベースバックアップ
などです。詳しくはこちらで解説していますので参考にしてみてください。 レフトレフトの守備の基本・動き方のコツとは?

センター

センターといえば”外野の花形”と呼ばれており、

  • 広い守備範囲をカバーできる足の速さ・俊敏性
  • 遠くまで正確に速く投げられるスローイング能力
  • 高い打球処理能力
が求められております。ベイスターズの桑原選手やドラゴンズの大島選手などが代表的です。
役割としては、
  • 守備範囲の打球の処理
  • セカンド・ショートのバックアップ
  • 2塁ベースのバックアップ
  • レフト・ライトのバックアップ
などが求められています。詳しくはこちらをご覧ください。 外野センターの守備の基本・動き方のコツとは?

ライト

ライトは、少年野球などではあまり打球が飛んで来ず、守備力が低い選手が守るポジションのイメージがありますが、一定のレベル以上になると、非常に高い能力が求められます。

  • スローイング能力(肩の強さ・正確な送球のコントロール)
  • 打球処理能力
が特に重要です。代表的なのはイチロー選手ですね。
求められる役割としては
  • 守備範囲の打球の処理
  • ファースト・セカンドの打球のバックアップ
  • 送球に対するバックアップ
  • ファースト・セカンド後方のフライの捕球
などです。詳しくはこちらをご覧ください。 ライトライトの守備の基本・動き方のコツとは?

以上が、野球の守備のポジションと役割まとめでした。ぜひ参考にしてみてくださいね。
さらに、各ポジションの選手が状況に応じてどのように動くのかはこちらを参考にしてみてください。

また、そもそもどのように守備って上手くなるの?という方に関してはこちらです。

ぜひ参考にしてみてくださいね。