セ・リーグとパ・リーグの違いとは?3分でわかる!ルールの違いや由来を徹底解説!

セ・リーグとパ・リーグって…?
セ・リーグとパ・リーグって何が違うんだろう…?
なんでセ・リーグとパ・リーグに分かれてるの?
歴の長いプロ野球ファンなら当たり前のように受け入れていますが、あまり詳しくない方にとっては、プロ野球って難しいことが多いですよね。
そこで、この記事では
  • セ・リーグとパ・リーグの加盟チーム
  • セ・リーグとパ・リーグのルール上の違い
  • セ・リーグとパ・リーグに分かれた由来
  • セ・リーグとパ・リーグのスポーツビジネス観点での違い
について解説します。
これらについて詳しくなっておけば、きっと、往年のプロ野球ファンとも当たり前に会話ができてしまう!くらいになれるんじゃないかと思います。

まーく

ちなみに、この記事は、野球歴25年以上の野球マニアである、私まーくが書きました。みなさまのお役に立てれば嬉しいです。

セ・リーグとパ・リーグの加盟チーム

まず、セ・リーグとパ・リーグの最大の違いは、
加盟しているチームが違う
という点です。
ということで、セ・リーグ、パ・リーグそれぞれの加盟チームを見ていきましょう。
各チーム名の箇所に、各チームを詳しく紹介した記事のリンクをつけていますので、興味がある方は飛んでみてくださいね。

セ・リーグのチーム一覧

チーム名 本拠地
広島東洋カープ MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(広島県広島市南区)
東京ヤクルトスワローズ 明治神宮球場(東京都新宿区)
読売ジャイアンツ 東京ドーム(東京都文京区)
横浜DeNAベイスターズ 横浜スタジアム(神奈川県横浜市中区)
中日ドラゴンズ ナゴヤドーム(愛知県名古屋市東区)
阪神タイガース 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)

パ・リーグのチーム一覧

チーム名 本拠地
埼玉西武ライオンズ メットライフドーム(埼玉県所沢市)
福岡ソフトバンクホークス ヤフオクドーム(福岡県福岡市中央区)
北海道日本ハムファイターズ 札幌ドーム(北海道札幌市豊平区)
オリックスバファローズ 京セラドーム大阪(大阪府大阪市西区)
千葉ロッテマリーンズ 千葉マリンスタジアム(ZOZOマリンスタジアム)(千葉県千葉市美浜区)
東北楽天イーグルス 宮城球場(楽天生命パーク宮城)(宮城県仙台市宮城野区)

このように、セ・リーグ6チーム、パ・リーグ6チームの計12球団で運営されているのが日本のプロ野球なんですね。

プロ野球のシーズンってどう進んでいくの?

それじゃあセ・リーグとパ・リーグに分かれて、プロ野球のシーズンってどう進んでいくんだろう?
と思われた方も多いかと思うので、ざっくりしたスケジュール感を載せておきます。
シーズンは下記のように進んでいきます。

  • 3月下旬
    レギュラーシーズン開始
    セ・リーグ/パ・リーグそれぞれ、全143試合(1チームあたり)を戦うレギュラーシーズン(リーグ戦125試合+セ・パ交流戦18試合)がスタート。
  • 5月下旬~6月中旬
    セ・パ交流戦
    レギュラーシーズンではセ・リーグ/パ・リーグは別々に戦いますが、
    『セ・パ交流戦』として1チームあたり18試合(6チーム×3試合)、セ・リーグとパ・リーグのチームが戦います。
  • 7月中旬
    前半戦終了&オールスターゲーム
    前半戦が終了し、セ・リーグ、パ・リーグからファンの人気投票+監督推薦で選手が選ばれ
    『オールスターゲーム』が実施されます。
  • 7月中旬
    後半戦開始
    オールスターゲームが終わり、数日空けてレギュラーシーズンの後半戦がスタート。
  • 10月上旬
    レギュラーシーズン終了
    この時期までにレギュラーシーズンの順位が確定しています。
  • 10月中旬
    クライマックスシリーズ
    レギュラーシーズンでリーグの1位から3位までのチームが『クライマックスシリーズ』に出場し、
    セ・リーグ、パ・リーグそれぞれ、トーナメント形式で優勝を争います。
    レギュラーシーズンで上位だったチームにアドバンテージがあります。
    ※詳しくは別記事にて解説
  • 10月下旬~11月上旬
    日本シリーズ
    セ・リーグのクライマックスシリーズの勝者とパ・リーグのクライマックスシリーズの勝者が『日本一』をかけて戦います。
    最大で7試合行い、先に4勝した方が『日本一』となります。

セ・リーグとパ・リーグのルール上の違い

セ・リーグとパ・リーグのチームの違いと、ざっくりとした年間のスケジュールを説明してきましたが、
セ・リーグとパ・リーグには『ルール上の違い』もあります。
それは、『DH制があるかないか』です。

”DHあり”のパ・リーグと”DHなし”のセ・リーグ

DH(ディーエイチ)とは、日本語で『指名打者』のことです。
DH(指名打者)は守備につかず、バッターのみで試合に出場する選手のことです。
このDH制が、パ・リーグにはあり、セ・リーグにはありません。
具体的にどういうことかというと、
パ・リーグはピッチャーがバッターとして打席に入らず、DH(指名打者)が代わりにバッターとして打席に入る
セ・リーグはDH(指名打者)はおらず、攻撃の時はピッチャーがバッターとしても出場する
ということなんです。
ちなみに、DH(指名打者)に打順の縛りはなく、何番を打ってもいいですし、試合の途中までDH(指名打者)でも、守備についている選手と交代して守備に入ることもできます。

DH制の有無がチームの戦い方に差を生む

セ・リーグとパ・リーグの最大の違いであるDH(指名打者)制の有無が、じつはチームの戦い方に大きな違いを生んでいます。
簡単に説明すると下記のような違いがあります。
把握しておくと、セ・リーグファン、パ・リーグファンそれぞれと試合の話をするときに役立つと思いますよ。

DH制なしのセ・リーグの戦い方の特徴

  • 試合出場者全員が守備につくので、守備力が最低限ある選手でないとスタメン起用されにくい。
  • 守備力は低いが打撃力がある選手は、代打などのワンポイント起用になることが多い。
  • 試合終盤や重要な局面ででピッチャーの打順が来た時のための代打要員が多数必要であり、その采配が試合結果に大きく影響する(高い戦略性が求められる)。
  • ピッチャーにも打撃練習やバント練習、走塁練習などをしておく必要がある。
  • ドラフトでは、最低限、守備力がある選手が求められる(打撃だけ上手い選手は採用されにくい)。

DH制ありのパ・リーグの戦い方の特徴

  • 打撃力が高いが守備力が低い選手をDHとしてスタメンで起用できる。
  • ピッチャーの打順を考慮せずに野手を交代できる。
  • 投手はピッチングに専念でき、攻撃参加の負担がない。普段の練習でも投手に専念できる。
  • 守備力が低くとも打撃力の高い選手をドラフトで採用できる。

セ・パ交流戦ではDHあり?なし?

ここで気になった方も、もしかしたらいるかもしれません。それは、
セ・パ交流戦ではDHはあるの?ないの?
という点についてです。
どういうルールになっているかというと、

  • パ・リーグのチームの主催試合:DH(指名打者)あり
  • セ・リーグのチームの主催試合:DH(指名打者)なし
となっています。
ここでの『主催試合』とは本拠地開催する側のチームが開く試合のことで、
例えば埼玉西武ライオンズ(パ・リーグ)VS広島東洋カープ(セ・リーグ)でメットライフドーム(埼玉西武ライオンズの本拠地)で試合を行う場合は
埼玉西武ライオンズの主催試合となりますので、”DH制はあり”となります。

なんでセ・リーグとパ・リーグに分かれたの?

そもそもなんでセ・リーグとパ・リーグに分かれたのでしょうか?
じつは下記のような経緯があったようなのです。

元々「日本野球連盟」の1リーグ制で興行をしていた(戦後すぐ)

1949年11月に、いくつかの球団がプロ野球への新規参入を表明。
しかし、その中の一つの「毎日オリオンズ」(現・千葉ロッテマリーンズ)が参入することに当時の「日本野球連盟」の一部が反対。

意見が対立したままセ・リーグとパ・リーグに分かれる。
このときに、参入に賛成していたのがパ・リーグ、反対していたのがセ・リーグだった。

絶対に2リーグ制でないといけないわけではなく、こういった経緯があったから2リーグ制になったんですね
なので、この先の未来で、もしかしたら1リーグあたりの加盟チーム数が増えたり、新しいリーグが加わったりと、
プロ野球の構造自体に大きな変化が起きる可能性は十分ありえます。

セ・リーグとパ・リーグのスポーツビジネス観点での違いとは?

その他、セ・リーグとパ・リーグのスポーツビジネス観点で違いがあります。
それは、
パ・リーグは積極的に新しい取り組みを行いやすい
という点です。
どういうことかというと、
セ・リーグは元々、読売ジャイアンツや阪神タイガースなど人気のあるチームを抱えていたので、
読売ジャイアンツや阪神タイガースの試合があれば、ある程度球団経営の採算が取れる状況にありました。

一方でパ・リーグは、大きな人気球団を抱えていたわけではないので、
とにかくお客さんに人気が出るような仕掛けを積極的にしていかなければいけない
という状況にあったんですね。

これによって、例えば下記のような取り組みを最初にパ・リーグが始めて、セ・リーグも行うようになる、ということがありました。

予告先発制度

長年、試合にどのピッチャーが先発するかは、試合のスタメン発表(当日の試合直前)まで公にされていませんでした。
しかし、そこまで頻繁に球場に足を運べないファンが目当てのピッチャーの試合を見れるように、試合の前日までに翌日の試合の先発投手を発表する制度を、
ファンサービスの一環でパ・リーグが最初に始めました。
今ではセ・リーグにも採用されています。

地域密着型の経営

人気のある読売ジャイアンツや阪神タイガースなどと違って、パ・リーグのチームにはそこまで人気がありません。
そこでパ・リーグの各球団がとった戦略が、『地域密着型の経営』です。
例えばスタジアムを単なるイベント施設ではなく、『ボールパーク』とし、地域の人々の憩いの場やレジャースポットとして周辺に娯楽施設を併設したりイベントを開催したり、
地域への貢献活動に積極的に乗り出したりと、様々な活動を行い、地元のファンを増やしていっています。
このような取り組みを最初に始めたのがパ・リーグの球団でした。

クライマックスシリーズ

レギュラーシーズンでリーグの1位から3位までのチームがトーナメント形式で優勝を争うという『クライマックスシリーズ』
パ・リーグから最初に始めたものでした。
パ・リーグで始めて興行的に上手くいったので、その後セ・リーグにも展開されたのです。

その他、人気を出すための企業努力

その他にも、ファン獲得のため、パ・リーグでは下記のような取り組みにチャレンジしたことがあります。

  • 前期・後期制:一年を前期と後期に分け、最終的に前期の優勝チームと後期の優勝チームが戦い年間王者を決めるというやり方
  • マンデーパリーグ:長年、月曜日はプロ野球の試合は休みだったが、ファン獲得のためにパ・リーグのみ月曜日に試合を実施し、代わりに木曜日を休みとした。
これらは結果的にはもう継続されていない施策ですが、企業努力として施策を積極的に打ち出していくことは素晴らしいことでしょう。

以上が、セ・リーグとパ・リーグの違いについてでした。
セ・リーグについて詳しく知りたい!という方は下記の記事を確認してみてください。
セ・リーグまとめセ・リーグとは?どんなチームがある?在籍チームや歴代の順位、優勝回数などを徹底解説! パ・リーグについて詳しく知りたい!という方はコチラの記事を確認してみてください。
パ・リーグまとめパ・リーグとは?どんなチームがある?在籍チームや歴代の順位、優勝回数などを徹底解説!

まーく

参考になれましたでしょうか?みなさまが楽しい野球ライフを送れることを願っています!