『試合で速いストレートに差し込まれてしまった』『速い球に対してどうしてもタイミングが合わない』という経験、野球をやっていればありますよね。この記事では、全ての野球プレーヤーと指導者の方のために、速い球を攻略する方法を解説していきます。
まーく
最も大事なのは『慣れ』
当たり前ですが、普段の練習で120キロの球を打っていて、いきなり試合で140キロの球がきても、初めて体感するスピードなので、打てません。逆に普段から140キロの球を打ち返す練習をしていれば試合でもヒットが打てる確率は上がります。
だから、大事なのは『慣れ』であり、もし速球が打てないと感じたら、まずは速球を普段から打つ練習をして、速球の軌道とタイミングに慣れることが重要です。
速球にタイミングが合わない、差し込まれる原因と対策
日頃の練習から、一定以上のスピードの球に差し込まれてしまう場合、そもそものタイミングの取り方やフォームに問題がある場合が多いです。
そもそもタイミングが合っていない
この場合は、タイミングをとる練習をしましょう。タイミングの合わせ方ですが、
- 相手ピッチャーの足の動きに合わせて、ピッチャーの前足がつくタイミングで自分の前足もつくようにする
- それでも遅れる場合はバットを短く持つ
などが良いでしょう。またタイミングが合っているチームメイトがいれば、チームメイトと自分のタイミングの取り方を比べてみて、真似をするという方法もあります。
バッティングフォームに無駄があり、遅れる
速球を打つには、『無駄のないスイング』が必要です。
例えば、
- 足を高く上げすぎていないか
- トップを作るのが遅くないか(テイクバックが遅い)
- 振り出しのタイミングで一度バットを引いてしまう癖がないか
- ヘッドが下がってしまっていないか(肩のラインよりもバットが下に傾いていたら×)
など、確認してみましょう。
それらの原因にもよりますが、対応策としては
- 足の上げる幅を小さくしてみる
- 最初からテイクバックをある程度とった構えに変える
- トップの位置を確認・安定させる練習をする
- ヘッドが下がっているなら、体の回転を正しくする練習をする
などが必要です。
トップを作る練習方法に関しては、以前こちらの記事で解説しましたので確認してみてください。 バッティングフォームの正しい構え方【野球がみるみる上達する!】
また、ヘッドが下がってしまう原因ですが、バットがアッパースイングになってしまっていたり、遠回して出て来ている可能性があります。以前それに関してはこちらの記事で解説しましたので、思い当たる方は見てみてください。 上から叩いてはいけない!バッティングの正しいスイングの軌道とは?
また、他にも速球を強い打球で打ち返すポイントとしては
- なるべく打席でキャッチャー寄りに立つ
- ボールに逆らわず、インコースはレフトへ、真ん中はセンターへ、アウトコースはライトに打ち返す※右バッターの場合
なども必要です。
ぜひ以上の点を参考にしてみてくださいね。