バッティングでボールを上手くミートできない時の原因と練習方法とは?

バッティングで多い悩みとしてあげられるのが、『ボールをミートできない』というものがあります。その選手によって課題は違うのですが、大きく4つ、可能性の高い原因がありますので、この記事ではその原因と修正するための練習方法を紹介していきます。

まーく

ちなみに、この記事は、野球歴25年以上の野球マニアである、私まーくが書きました。みなさまのお役に立てれば嬉しいです。

ボールをミートできない原因は?

トップが作れていない

1つめは、この『トップが作れていない』というものです。トップの作り方に関してはこちらの記事で説明していますので、そもそも『トップって何?』という方はこちらを先に見てみてください。 バッティングの正しい構え方バッティングフォームの正しい構え方【野球がみるみる上達する!】 トップを作れない原因は主に2つです。

下半身主導のバッティングができていない

理想的な下半身主導のバッティングができていないため、トップが作りきれず、

  • 上半身と下半身が一緒に回ってしまっている
  • 軸足回転になってしまっている
  • バットを持つ腕への意識が強すぎる
  • 体が全体が力んでしまっている

という理由が考えられます。これら、下半身主導のバッティングが上手くできない方のために解説した記事はこちらです。 体が突っ込むバッティングでカラダが前に突っ込んでしまう時の原因と練習方法は? 詳しくはこの記事を読んでいただき、記事内に書いてある練習方法を試してみてください。下半身主導のバッティングができるようになると、

  • しっかりとトップが作れる
  • ボールの軌道にバットを入れやすくなる
  • 上半身と下半身の回転差ができるので、その分ボールを見れる

となり、ミートも向上します。

そもそもトップの形が定まっていない

もう一つのトップが上手く作れていない原因がこれです。根本的ですが、そもそも良い形がわかっていない場合です。 バッティングの正しい構え方バッティングフォームの正しい構え方【野球がみるみる上達する!】 こちらの記事にも練習方法は書いてありますが、主な練習方法は下記です。

エックスタッチング

前の膝と後ろの肘をくっつけてからステップして、スイングするという方法です。これにより、早めに体が前を向く動作を抑えてくれるので、トップが作りやすくなります。


バウンドスイング

これは、肩を二回叩いてからスイングする方法です。動かしながらトップを適切な位置に持って行ってスイングすることができます。

123スイング

1、2、3、とステップしながらスイングする方法です。姿勢が崩れやすいので、崩れないようにバランスを保ちながらやるのがコツです。

ボトルシェイク

ペットボトルを使う方法です。ペットボトルに水を入れて、トップの位置で小刻みにシェイクします。そうすると、筋肉に刺激が入り、体がトップの位置を覚えやすくなるのです。
↓バウンドスイング・123スイング・ボトルシェイクの詳細はこちらの動画で。


ぜひ参考にしてくださいね。

目線がブレるので、ミートできない

トップが作れていても、ミートができない時、フォームの問題で、目線がぶれている可能性があります。これが2つめの理由です。目線がブレる時に多い理由としては、

  • 肩や頭が動いてしまう
  • テイクバックからトップまでの軸足が不安定

というものが挙げられます。
解決方法としては、『バランスマットの上に軸足をおいて素振りをする』という方法をオススメします。

  1. バランスマットの上に軸足を置く
  2. その状態で素振りを繰り返す

というやり方です。こうすれば体が安定し、ぶれないスイングができるようになります。

打席でボールを見ることに慣れていなくてミートできない

3つめのミートできない理由は、『打席でボールを見ることに慣れていない』というものが挙げられます。
これは慣れるしかありませんので、バッティング練習を重ねたり、自チームのピッチャーの投球練習の時に、バッターボックスに立たせてもらって、目を慣らしてみましょう。

ボールに対してレベルスイングできていない

4つめの理由はこれです。ボールに対してダウンスイングやアッパースイングだと、ボールとの接点が1点しかありませんので、ミートが非常にしづらくなってしまいます。 下半身主導バッティングが上手くなりたいなら、下半身主導で体の回転で打とう! 詳しくはこちらの記事で解説していますが、ボールに対して平行なスイング(レベルスイング)、地面から見るとややアッパーなスイングが、最もボールとのインパクトゾーンが長く、ミートできやすいです。

以上が、ボールがミートできないときの原因と解決策の紹介でした。ぜひ参考にしてみてくださいね。