【ピッチングフォームまとめ】ピッチャーをするならオーバー・スリークォーター・サイド・アンダー、どれで投げるべき?

この記事では、全ての野球プレーヤーと指導者の方のために、ピッチャーを初めてやる場合、もしくはピッチングフォームの見直しなどの際に役立つように、オーバー・スリークォーター・サイド・アンダー、どの投げ方が投げやすいのか、について解説します。

まーく

ちなみに、この記事は、野球歴25年以上の野球マニアである、私まーくが書きました。みなさまのお役に立てれば嬉しいです。

投げ方にはオーバー・スリークォーター・サイド・アンダーの4種類ある

まず、ピッチャーの投げ方には大きく4種類あります。

オーバスロー

プロ野球だと、楽天の松井選手のように腕を上から振り下ろす、背負い投げのような投げ方です。


スリークォータースロー

肩の斜め上あたりから腕を出す投げ方です。例えばソフトバンクの石川柊太投手のような投げ方がわかりやすいでしょう。


サイドスロー

体の真横から腕を出す投げ方です。例えばソフトバンクの津森有紀投手などがわかりやすいかと思います。


アンダースロー

体の下、地面すれすれあたりから腕を出して投げる方法がこれです。ソフトバンクの高橋礼投手などが代表的です。


どの投げ方が良い・悪いはなく、どの投げ方のピッチャーでも、素晴らしいピッチャーがたくさんいます。なので、ピッチャーをやっている人・これからやる人はまず自分で色々投げて試してみて、しっくりくる腕の出し位置を探すのが良いでしょう。

スリークォータースローが体への負担が少ない

どの投げ方でも原則は問題ないのですが、一般的には、肩や腕の動きに無理がない、スリークォータースローが最も体への負担が少なく、投げやすいと感じる人が多いでしょう。もっと厳密にいうと、頭の後ろで両手を組み、肩甲骨を後ろに引き寄せた時の肘の位置を『ゼロポジション』と言います。その『ゼロポジション』の肩と肘の位置が最もスムーズに腕が旋回しますので試しにやってみてください。この肘と肩の関係は、サイドスローであっても、オーバースローであっても変わらず、体の傾きが変わるだけと思っておいてください。

肘の高さに注意

先ほど、どの投げ方であっても問題ないと説明しましたが、1つだけ気をつけるべき点があります。それは先ほど説明した『ゼロポジション』よりも下の位置に肘が来る場合、投げ続けていると肘を怪我する恐れがあります。特に肘の位置が両肩を結んだラインよりも低くなっている場合は、肘に相当負担が来ますので注意してください。

以上が投げ方についての説明でした。まずはスリークォータースローから始めてみて、しっくりくる腕の出し位置を探してみましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。みなさまの野球人生がより良いものになりますように。