【5分でわかる】野球のピッチャーの役割とは?知っておくべきルールは?

野球で最も目立つポジションである『ピッチャー』。でもみなさん、その役割って何かご存知ですか?
じつは、野球経験者でも意外と把握しきれていないルールもたくさん。今日はそんなピッチャーの役割と、把握しておくべきルールを説明していきます。

まーく

ちなみに、この記事は、野球歴25年以上の野球マニアである、私まーくが書きました。みなさまのお役に立てれば嬉しいです。

ピッチャーの役割とは?

ピッチャーのパフォーマンスが試合を決める

野球では、ピッチャーがバッターに投球を行う、というプレーが、試合全体のメインプレーとなります。
よって、『ピッチャーのパフォーマンスが試合を決める』といっても過言ではなく、最も重要なポジションの一つです。
ピッチャーが良い投球をすれば相手は点を取れませんし、逆に悪い投球をしてしまえば、相手にヒットなどを打たれ、点を取られ、チームは負けてしまいます。
勝負の8割くらいがピッチャーで決めるイメージです。


こんな感じで、ピッチャーが投げ、バッターが打つ、を繰り返していきます。

先発、中継ぎ、クローザー

プロの試合などは特に、投げるタイミングによって役割が分かれています。チームの戦略方針次第ですが、先発が100球前後を投げ、中継ぎと呼ばれる投手陣が1回ごとに小刻みに登板し、絶対的な守護神であるクローザーが最終回を抑える、という場合が多いです。

ピッチャーは9人目の野手である

ピッチャーはバッターに対して投球を行うとともに、打球が飛んだら、9人目の野手として、守備を行う必要があります。ただ投球をしていればいい、というわけではないんですね。
守備での役割は主に2つです。

①打球の処理

バントやピッチャーゴロ、ピッチャーフライなど、飛んできた打球の処理を行う必要があります。

②カバーリング

ファーストゴロの際のファーストベースカバーやパスボールの際のホームベースカバー、バックホームプレーの際のホームベースカバー、3塁側ファールゾーンなどにボールが飛んだ際のサードベースカバーなどを行う場合もあります。(3塁を埋めなければいけないのに、ショート・サードがフライを追ってる時など)

ピッチャーが把握しておくべきルールとは?

ではピッチャーが把握しておくべきルールにはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、『ストライク』や『ボール』のような超基本的なもの以外で覚えておくべきルールをまとめていきます。

準備投球

試合の中で、イニングが始まる前にウォーミングアップを兼ねて、『準備投球』を行うのですが、実はこれにルールがあります。
それは『1分以内で8球以内』ですが、各団体の取り決めや審判に委ねられています。※プロ野球→5球以内。アマチュア→初回7球、2回以降4球など
しかし、実際、私の経験上、球数は測られていますが時間を注意されたことはないです。

投手の遅延行為

ピッチャーの遅延行為を防ぐために、塁に走者がいないときは12秒以内、塁に走者がいるときは投手がボールを受け取ってから20秒以内に打者に投球しなければならないとルールが設定されています。
ただ、これに関しても、私の経験上、指摘されたことはありません。(おそらく、明確に遅延行為とわかるケースでなければ指摘されることは少ないのかなと思います)

投手の禁止事項

下記の行為が禁止されています。ボールに傷などをつけて、変化球などを曲がりやすくする・試合を遅延させて自チームに有利にすうように働く、などの不正行為を防ぐためのルールです。

  • 投手が投手板を囲む18フィートの円い場所の中で、投球する手を口または唇につけた後にボールに触れるか、投手板に触れているときに投球する手を口または唇につけること。 ※例外※天候が寒い日の試合開始前に、両チーム監督の同意があれば、審判員は、投手が手に息を吹きかけることを認めることができます。
  • ボール、投球する手またはグラブに唾液をつけること。
  • ボールをグラブ、身体、着衣で摩擦すること。
  • ボールに異物をつけること。
  • どんな方法であっても、ボールに傷をつけること。
  • 投手がいかなる異物でも、身体につけたり、所持すること。
  • 打者がバッタースボックスにいるときに、捕手以外の野手に送球して、故意に試合を遅延させること。ただし、走者をアウトにしようと企てる場合は除く。
  • 打者を狙って投球すること。このような反則行為が起きたと審判員が判断したときには、審判員は次のうちのいずれかを選ぶことができる。 (A) その投手またはその投手とそのチームの監督とを試合から除く。 (B) その投手と両チームの監督に、再びこのような投球が行われたら、その投手(またはその投手の後に出場した投手)と監督を退場させる旨の警告を発する。

危険球

上記にも記載していましたが、打者を狙った投球は禁止行為です。プロ野球では度々危険球投球が起き、ニュースなどになっていますね。


ボークはたくさんのパターンがある

ピッチャーが最も気をつけなければいけないのはこの『ボーク』でしょう。たくさんのパターンがありますので、特にピッチャーをやる人は覚えておく必要があります。

セットポジションで完全静止をしない

セットポジションに入ったら、一度静止をしないといけませんが、これをしないとボークとなります。
ケースとしてはこれがかなり多いので、ピッチャーをやる人は、しっかりと止めることを意識しましょう。

1塁・3塁への偽投

プレートに触れているとき、2塁は偽投(投げるふり)OKですが、1塁・3塁に対してはボークとなります。
プレートを外していれば偽投しても問題ありません。

投球動作を途中で止めること

バランスを崩して投球動作を途中で止めてしまったり、セットポジションに入ろうとしてそれを止めたり、セットした後でもプレートから足を外す前に手を解いてしまうなど、全てボークとなります。
また、軸足と逆の足がプレートの後方ラインを超えたら打者に投球しないといけないので、その状態から牽制してもボークとなります。

ランナーのいない塁に投げる

ランナーがいない塁に投げることはほとんどないかと思いますが、これをするとボークです。(ケースとしてはほとんどないです)

ボールを持たずに投球に関する動作のまねをする

これもケースとしてはほとんどないですが、ボールを持ってないのにプレートを踏んで投球に入ろうとする動作や、投球動作をするとボークです。
隠し球の時には適用対象になる可能性がありますね。

バッターに正対せずに投球する

これもあまりないですが、違う方向を向いてて、いきなりバッターに投げる、みたいな動作でもボークになります。

塁の方向に踏み出さないで牽制する

軸足とは逆の足(自由な足)を塁に踏み出さずに投げるとボークになります。逆に距離が短くても踏み出していればボークにはなりません。

プレートに触れずに投球に関する動作をする

これもケースとしては非常に稀ですが、プレートに触れずに投球動作・投球に関する動作をするとボークになります。

プレートに触れた状態でボールを落とす

ランナーがいないときは、落としたボールがファールラインを超えると”ボール”で超えなければノーカウントです。
しかしランナーがいる場合は、ボークとなります。

クイックピッチなどの反則投球

バッターが構えていない(サインなどを見ている)のに投げると、ランナーがいる場合はボーク、いない場合は”ボール”になります。

投球姿勢をとった後、バッターか塁へ投げる以外に、ボールから一方の手を離す

投球動作に入っているのに、バッターか塁へ投げる以外にボールからどちらかの手を離すとボークです。セットポジションを解いてしまった場合などが当てはまります。

キャッチャーボーク

敬遠の際に、キャッチャーはピッチャーの手からボールが離れるまでキャッチャーズボックスの中にいなければいけないにも関わらず、投球前にボックスの外に出てしまうことです。たまに見過されていることもありますが、本来であればボークです。

グラブの規定、テーピング等の禁止

基本的に、所属している団体の規定を確認した方がいいですが、相手チームを幻惑させるようなカラーはNGだと思っておいた方がいいです。
だいたいのスタンダードの色のものを買っておけば問題ないですが、オーダーグラブなどを作る際は注意しましょう。

グラブの色

軟式、大学、社会人
縁取りを除き、白色、灰色以外のもの。PANTONEの色基準14番より薄い色は使用できない。14番とはグレーで、これより薄い色はNG。わかりにくいので、灰色・白・シルバーはNGだと思っておいた方が無難。
高校
上記に加え、本体カラーは、ブラウン系・オレンジ系・ブラックのみ。

グラブの締め紐

軟式、大学、社会人
白色・灰色以外のものでないといけない。
高校
グラブ本体と同じ色でないといけない。

個人名の刺繍など

軟式、大学、社会人
色はグラブ本体の色と同色で、親指の付け根部分1カ所に限定。大きさは、親指部分の半分を超えたらNG。
高校
刺繍禁止。

リストバンドやテーピングの禁止

手首につけるリストバンドやテーピング、サポーターやサングラスなど、ピッチャーは身につけることが禁止されています。
絆創膏や包帯などは事前に審判の許可を取る必要があります。

最後に

ピッチャーの役割とルール、いかがでしたか?
一見、複雑なルールですが、これらを押さえておくことで、日頃のプレーや観戦に役立てることができますよ。
実際にピッチャーのフィールディングについて解説した記事もありますので参考にしてみてください。
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