野球の試合を見ていると、次の打順のバッターがベンチとバッターボックスの間に立っているのを見たことありませんか?
じつは、
ネクストバッターズサークル
というエリアにいるのですが、
野球初心者なんだけど、あそこで何してるの?
プレーヤーなんだけど、ネクストバッターズサークルでの過ごし方が知りたい!
そんな方のためにこの記事では
- ネクストバッターズサークルとは何か
- ネクストバッターズサークルのルール
- ネクストバッターズサークルでの過ごし方(プレーヤー向け)
まーく
目次
ネクストバッターズサークルとは?
ネクストバッターズサークルとは、野球の試合で、次のバッターが待機するために設けられたエリアのことです。
1塁側ベンチ、3塁側ベンチとホームの間に設置され、大きさは直径5フィート(約1.5メートル)です。
出典:Wikipedia
こちらの画像の最下部にある円の箇所がネクストバッターズサークルです、
主に次のバッターが打席に入る準備として、ピッチャーのタイミングに合わせて素振りをしたり、滑り止めのスプレーをバットにつけたりします。
ネクストバッターズサークルでのルール
ネクストバッターズサークルでの打者が把握しておくべきルールを紹介します。
ネクストバッターズサークルに対するルール
じつは、ネクストバッターズサークルにおけるルールは、
- バッターボックスと各チームのベンチの間に設置すること
- バッターボックスのサイズは直径5フィート
バッターのネクストバッターズサークルでの過ごし方に対するルールなどはないんですね。
ネクストバッターズサークルにいる選手が気をつけるべきルール
しかし、最も選手が気をつけなければいけないのは、
守備妨害
です。
相手チームの野手が守備をしている行為の邪魔になるような位置にいた場合、守備妨害になってしまいます。
例えば、
- ファウルフライを捕球しようとしているキャッチャーが近づいているのに避けない
- それた送球を処理するために野手が近づいてきているのに避けない
- ファウルフライや送球に当たってしまう
守備妨害を取られると、状況によりますが、その守備行為の対象になっていたバッターやランナーがアウトになります。
詳しく守備妨害について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
守備妨害・走塁妨害とは?どっちが優先される?気になるポイントを徹底解説!
少年野球での暗黙のルール
また、少年野球などでは、ネクストバッターズサークルの選手はしゃがんで待っているのがマナーとされている地域もあるようです。
気になる方は、プレーする前にチームや審判に確認をしておきましょう。
ネクストバッターズサークルでの過ごし方(プレーヤー向け)
プレーヤーはどのようにネクストバッターズサークルで過ごすべきなのでしょうか?
大きく2つの使い方(役割)があります。
次の打席の準備のために使う
まず1つ目は『次の打席の準備のために使う』という使い方です。
もちろんベンチにいる時からやっておくべきですが、
- 相手ピッチャーの投球にタイミングを合わせておく
- 相手バッテリーの配球を見て攻め方を把握しておく
- 素振りをして自分のスイングの軌道・スピードなどを確かめる
- 滑り止めのスプレーをバットにつけて、パフォーマンスを安定させる
ここで重要なポイントは、『ルーティーンを確立させておく』ということです。
ルーティンとは、プレーに入る前に決められた動作を行うことです。
これはどんな試合状況であっても変わりません。
このルーティンの効果は、どんな状況下でも最高のパフォーマンスを行えるようになることです。
プレーヤーの方は、ぜひこのルーティンを作り、安定したパフォーマンスを発揮できるようになった方がいいでしょう。
ルーティンの作り方を詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
もう緊張しない!自分に合ったルーティンを見つけよう!
本塁に向かってくるランナーへの指示
攻撃を進めていく上で重要な役割として、
『本塁に向かってくるランナーへの指示』
があります。
例えば暴投やパスボール、もしくは通常のタイムリーヒットでも、本塁にランナーが突入してくるシーンは多くあります。
この時、突入してくるランナーに対して、
- スライディングすべきかどうか
- どの方向にスライディングすべきか
まーく