故意落球とは?宣告されたらどうなる?

野球のルールで『故意落球』とはご存知でしょうか?
プロなどの試合でもごく稀に行われるプレーです。何が故意落球で何が故意落球に当たらないのか、知っておくことで野球観戦や、プレーヤーとして参加する試合に役立つかと思います。この記事では、全ての野球プレーヤーと指導者の方のために、『故意落球』について解説します。

故意落球とは?

故意落球とは、

  • 0アウトまたは1アウト
  • ランナーが1塁・1塁2塁・1塁3塁・満塁にいる時
という状況で、内野へのフェアゾーンのライナー・フライが飛び、審判が『容易に捕球できる』と判断したにも関わらず、内野手が打球をグラブや手に当てて、わざと落球した(地面に落とした)場合に『故意落球』として宣告されます。
つまり、砕けた言い方をすると、『どう考えても捕れるライナーやフライをわざとグラブや体に当てて捕球しなかった』と審判員に判断されたら『故意落球』になるのです。

まーく

ちなみに、この記事は、野球歴25年以上の野球マニアである、私まーくが書きました。みなさまのお役に立てれば嬉しいです。

故意落球を宣告されたらどうなるの?

故意落球を宣告されると、

  • バッターがただちにアウトになる
  • ボールデッドになる
  • ランナーは投球前に占有していた塁に戻され、進塁できない
となります。つまり、本来のフライやライナーでのアウトカウントが増えるだけ、という形になるのです。
これはバントの打球ももちろん含まれます。

故意落球のようで故意落球ではないケース

故意落球のようで故意落球ではないケースとしては、全くボールに触れずに落下させた場合です。
このプレーはプロなどの試合でもたまにありますね(送りバント失敗のダブルプレーなど)。

故意落球がプロの試合で適用されたケース

故意落球がプロの試合で適用されたケースとして、最近では2018年6月の日本ハム対中日戦が挙げられます。このようなライナー性の当たりでも正面であったため、故意落球と判断されたんでしょうね。


以上が、故意落球に関する説明でした。ぜひ参考にしてみてくださいね。みなさまの野球人生がより良いものになりますように。